POTATOHEAD’s diary

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池波正太郎のエッセイは気分転換にいいですよ

お題「気分転換」

 本が好きで、毎日なんらかの本を読む事がワタクシの気分転換になります。活字中毒と言われるぐらいのワタクシになりますと、長編小説を読んでいる時の気分転換としてエッセイ、随筆を読む事が多いです。

 とりわけ食にまつわるものでお酒が絡むものが特に好きです。中でも池波正太郎は小気味いい文章でリズムがあり、とても読みやすいです。という事で、池波正太郎の文庫エッセイは、ほぼ全て持っています。その中で、すこし変わった池波さんが選んだエッセイ集を紹介します。
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 執筆される作家は昭和を代表する錚々たる顔ぶれでございます。山口瞳壇一雄獅子文六開高健まだまだあります。
 全て素晴らしく面白いですがその中で開高さんが兄と慕う安岡章太郎の『葡萄畑の精霊』が特に出色の出来で大好きです。ルナールの雄鶏とを取り上げておりますが、「平和な夕べのアンジェリュスを歌っている」の一節に心撃ち抜かれました。
 あまり詳しく書くと野暮なので、是非手に取ってご一読頂きたい1冊でございます。

 
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